【つなぐプロジェクト】自然の中で育む「感謝・思いやり・自立」の心——32年続く青少年セミナーを開催(後援:公益財団法人兵庫県青少年本部、兵庫県青少年団体連絡協議会)

 子供たちの健やかな成長のために、地域や世代を超えたつながりをどのように育んでいけばよいのでしょうか。

 令和7年8月11日、兵庫県神河町のグリーンエコー笠形にて、龍野モラロジー事務所主催による「第64回学生生徒児童1Dayセミナー」が開催され、小学生から高校生まで18名が参加。本セミナーは、自然体験や世代間交流を通じて、子供たちの「感謝の心」「思いやりの心」「自立の心」を育むことを目的として行われているものです。(後援:公益財団法人兵庫県青少年本部、兵庫県青少年団体連絡協議会)

※【つなぐプロジェクト】とは、当財団の地方組織が全国各地の行政機関やNPO法人、企業等と連携・協働し地域社会に貢献するプロジェクトです。

32年間受け継がれる青少年活動

 本セミナーは、「世代交流」と「生涯学習」を柱に、春と夏の年2回、32年間にわたり継続してきた取り組みで、今回で通算64回目を迎えました。

 運営を行う龍野モラロジー青少年クラブは、たつの市ボランティアセンターの登録団体として、世代間交流と心の生涯学習を目的に、春・夏のセミナーやボランティア活動を通じて、地域の健全な青少年の育成に長年取り組んできました。

 参加した子供たちは成長とともに活動の輪を広げ、小学生から中学生、高校生、大学生へと歩みを進めながら、参加者からスタッフへ、さらに青年部や事務所運営を担う立場へと成長してきました。こうした世代を超えたつながりが32年にわたり受け継がれています。

自然体験を通じて命の大切さを学ぶ

 午前中は、グリーンエコー笠形のスタッフの指導のもと、アマゴのつかみ取りや野外炊事を体験。自分たちで捕まえた魚をその場で調理し、BBQとして「頂く」ことで命の大切さや自然の恵みに対する感謝について学びました。また、レクリエーションを通じて参加者同士の親交を深め、仲間意識やふるさとへの愛着を育む機会となりました。

絵本と対話から考える「感謝」と「思いやり」

 午後は、当財団の生涯学習講師である小西光彦氏による「お話&話し合い学習」の時間。絵本を通じて人に優しくすることや、人からしてもらったことを考えたり、命の大切さについて、子供たちにわかりやすく伝えていただきました。

 その後のグループディスカッションと発表を通じて、参加者同士で「感謝」や「思いやり」について語り合うことで、相手の立場を考えることや人とのつながりの大切さについて理解を深める機会となりました。

先輩の姿から学ぶ世代間交流

 本セミナーの大きな特徴は、中学生以上の参加者がスタッフとして運営に携わることです。今回は、高校生を中心にプログラムを運営しました。小学生から高校生までが共に活動する中で、年下の参加者は先輩たちの姿から主体性や責任感を学び、年上の参加者は周囲を支えながらリーダーシップを養いました。

 大人たちは必要な場面のみ支援を行い、子供たち自身が考え、行動することを大切にしています。こうした経験の積み重ねが、次代を担う人材の育成につながっています。

地域の未来を担う人づくり

 龍野モラロジー事務所では、30年以上にわたり本セミナーを通じて、子供たちの「ふるさとの歴史を活かし未来を創る」意識と、「自らが人生の主人公である」「世を益するために私には何ができるか」という自覚と志を育んできました。

 今後も同事務所では、子供たちが自ら考え、実行し、責任を持つことを大切にしながら、地域の未来を担う人づくりの取り組みを続けていくこととしており、地域社会からの期待もますます大きくなっています。