【つなぐプロジェクト】京都・けいはんなプラザで世代を超えて響き合う音楽会を開催(後援:けいはんな万博2025運営協議会・京都府山城教育局・京都山城ロータリークラブ)
「子供に、誰かと支え合って生きることの大切さを、どう伝えるか」——そう考えたことのある保護者や教育者の方は少なくないのではないでしょうか。
令和7年8月17日(日)、京都府精華町のけいはんなプラザにて、京都府モラロジー協議会主催による「1たす1は3・4・5 みんなで奏でる音楽会」が開催され、地域の子供たちをはじめ約120名が参加しました。(後援:けいはんな万博2025運営協議会・京都府山城教育局・京都山城ロータリークラブ)
※【つなぐプロジェクト】とは、当財団の地方組織が全国各地の行政機関やNPO法人、企業等と連携・協働し地域社会に貢献するプロジェクトです。
「1たす1が3にも4にも5にもなる」——音楽を通じて伝えたいこと
この音楽会は「それぞれが自分の役割を果たすことで、1たす1が3にも4にも5にもなる」そんな思いから企画されました。誰もが主役に憧れますが、主役だけでは舞台は成り立ちません。脇役がいるから、支えるスタッフがいるから、主役は輝くことができる。それは音楽も、社会も同じです。
各パートが調和を意識せず自己主張するだけでは、まとまりのある音楽にはなりません。それぞれが自分の役割を自覚し、全体の調和を意識したとき、すべてのパートがかみ合い、1たす1が3にも4にも5にもなる感動が生まれます。そのことを、音楽という体験を通じて伝えたい。それがこの音楽会の出発点でした。
プロ音楽家「つむぎの音楽会」による演奏
当日は、「つむぎの音楽会」のメンバーとして、びわ湖ホール声楽アンサンブルや京都フィルハーモニー室内合奏団など第一線で活躍するプロ音楽家6名が出演。ソプラノ、ヴァイオリン、チェロ、ファゴット、ピアノという多彩な顔ぶれが集まり、「アヴェ・マリア」や「日本の歌メドレー」など、様々な楽曲が披露されました。
それぞれの音が織りなす多彩なハーモニーは、子供たちにとって、本物の演奏を間近で体感できる貴重な機会となりました。
子供たちで結成した「つむぎの音楽隊」
この音楽会の最大の特色は、プロの演奏を聴くだけでなく、子供たち自身が舞台に立ったことです。プロの演奏家と同じ空間で同じ音楽を奏でる、そんな体験の場を目指しました。上手く演奏することよりも、自分の役割を果たし、隣の人の音に耳を傾けること——その積み重ねこそが、1たす1を3にも4にも5にもします。
そうして生まれたのが「つむぎの音楽隊」です。参加を希望する子供たちを事前に募集して結成したグループで、鍵盤ハーモニカやリコーダーなど自分の楽器を手に、各自で練習を重ねてから当日に臨みました。

「つむぎの音楽会」と「つむぎの音楽隊」、世代を超えた共演
本番では、「つむぎの音楽会」と「つむぎの音楽隊」のメンバーが同じ舞台に立ち、国民的アニメソングを会場に届けました。
プロも子供も、それぞれが自分のパートを担い、一つの音楽を作り上げていく——その姿は、まさにこの音楽会のテーマそのものでした。
終演後には、ヴァイオリンなど本物の楽器に実際に触れる体験会も行われ、子供たちが音楽をより身近に感じる機会となりました。

詩と音楽の共演
コンサート終盤を飾ったのは、ソプラノ歌手の高田瑞希さんによる詩の朗読と「つむぎの音楽会」の演奏が重なり合う、詩と音楽の共演です。
それまでとは異なる静かな空気が会場を包み、音楽会を通じて伝えようとしたメッセージが、詩という形で会場全体に届けられた締めくくりとなりました。

音楽を通じて、地域と世代をつなぐ
主催した京都府モラロジー協議会は、今回の取り組みについて「これからも音楽を有効に活用した社会貢献活動をしていきたい」としています。
当財団は今後も、地域や世代を超えた交流の場づくりを通じて、子供たちが支え合いや協力の大切さを実感できる活動の支援を行っていきます。