令和7年「伝統の日」“感謝の集い”を開催

 6月1日(日)、当財団は、関連法人である学校法人廣池学園との共催により、「伝統の日」“感謝の集い”を開催しました。この集いは、両法人の創立者・廣池千九郎(法学博士)の創立の志を再確認するとともに、様々な先人・先輩の恩恵に感謝し、その恩恵に報いる心を新たにする日として開催しています。

 午前に行われた“感謝の集い”では、最初に、当財団の創立100周年を記念したイメージソング「つなぐ ~100年後のキミへ~ 」が披露されました。シンガーソングライターの佐野碧さんが歌い上げ、会場は心温かな雰囲気に包まれました。国歌斉唱に続き、昨年、創立60周年を迎えたブラジル・モラロジー研究協会の森昇名誉理事長と、今年、創立25周年を迎えるナイジェリア・モラロジー研究協会のサミュエル・オニーシ理事長から寄せられた祝辞(ビデオメッセージ)が紹介されました。

 続いて、廣池幹堂理事長が登壇し、両法人を代表して挨拶を行いました。
 冒頭、国家と国民の安全・安心を守るために献身的に尽力されている自衛隊や警察関係者等への感謝の意を述べました。また、我が国の家庭や地域、社会や国家が安定して発展できたのは多くの先人・先輩の功績の賜物であり、私たちはそうした恩恵にただ感謝するだけでなく、未来に向けてより一層社会をより良いものとし、次世代へ引き継ぐ「使命」と「責任」があることを強調しました。
 その後、廣池千九郎の生涯や事績、創立の志に触れるとともに、戦争や紛争など混迷を極める内外の情勢を踏まえ、「21世紀は心の時代、いのちの時代。私たち日本国民は先人の歴史や知恵に学び、人として国家としてどうあるべきか、真剣に考えるべき時に来ている」と指摘。結びに、「来年の創立100周年に向けて、今一度、原点に立ち返り、先人・先輩の志や思いをしっかりと次の世代に引き継いでいきましょう」と締めくくりました。

 午後には、キャンパス各所で様々な催しが行われ、来場者を大いに和ませました。廣池千九郎記念講堂では、ジャズシンガー・高木祐三子さん(麗澤高校卒)によるステージや、新進気鋭の若手演歌歌手・小川たけるさん(開星高校卒)による懐かしの歌謡ショーが披露。野外ステージでは、麗澤大学生によるダンスやアカペラ、麗澤中学・高等学校書道部によるパフォーマンスが参加者を魅了し、大きな拍手が送られました。

 さらに、「心を育てるかるた大会」や「ふわふわバルーン」、ポニーとのふれあい体験、ドローン体験、ロボット教室、シャボン玉遊びなど、子供たちが夢中になって楽しめる企画が盛りだくさん。当財団のイメージキャラクター「もらんちゃん」も登場し、子供たちは笑顔で駆け寄って写真を撮ったり、手を振って楽しむ姿が見られました。その他、麗澤中学・高等学校生徒によるフェアトレードコーヒーの販売や、琴の演奏とお茶席も行われ、多彩な催しを通して笑顔があふれる一日となりました。