理事長挨拶

「人づくり」による「国づくり」を

モラロジー研究所は、大正15(1926)年に法学博士・廣池千九郎(1866〜1938年)が創立、爾来90年以上に渡って倫理道徳の研究と総合人間学モラロジー(道徳科学)に基づく社会教育活動を推進してまいりました。

公益財団法人モラロジー研究所 理事長 廣池幹堂
公益財団法人モラロジー研究所 理事長
廣池 幹堂

いつの時代にあっても、国づくりの根本は人づくりであり、人づくりの基本は道徳教育にほかなりません。先人が長い歴史の中で育んできた「日本が世界に誇るもの」――伝統文化や勤勉・正直・礼節・質素・忍耐・倹約・親孝行などの「よき国民性」を次の世代へ伝えていくことは、道徳教育の使命です。さらに、われわれ大人には、子供たちが「日本に生まれてよかった」と心から思える国をつくっていく責任があります。人として、親から子へ、子から孫へと世代を重ねて道徳性を育む「累代教育」の実現こそが、必要不可欠であると考えています。

平成30年度は、全国の小学校、来年度には中学校において「道徳」の教科化がスタートいたします。公教育における道徳教育がより健全かつ中味のあるものとなりますよう、私どもは「公益財団法人」の立場から、積極的に支援してまいりたいと存じます。

そのうえで、当財団の創立者の志にあらためて思いを致し、一人ひとりが生きがいと喜びに満ちた人生、明るく温かな家庭、心豊かで健全な社会の実現をめざして、道義国家の礎となる「人づくり」に微力を尽くしてまいる所存です。

当法人の趣旨に賛同くださる方々のご支援とご協力に改めて感謝申し上げますと共に、今後も、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成30年4月吉日