感謝の気持ちを伝えよう

今日の日本は、多くの問題を抱えて先の見えない、いつぬけるともわかららないトンネルの中に入ってしまって右往左往しているように思えてなりません。
こんなときだからこそ、自分の立ち位置を見つめなおし、何が大切なのかについて、じっくり考え、生活の中で実践していくことが求められていると思います。
そこで家庭生活の中で、親子共々にもう一度あらためて基本に返ることを提案したいと思います。
それは、「おはようございます」「行ってきます」「お帰りなさい」「いただきます」に象徴されるような日々の挨拶の言葉です。また、「ありがとう」「ご苦労さん」などの相手への思いやり、感謝、ねぎらいの言葉です。家庭の中で家族がしっかり声を掛け合い、そしてその輪を地域社会に少しでも広げていくことが大切ではないでしょうか。
それが「偽」を「真(まこと)」に、「変」を「常(平常心)」にかえることができる第一歩だと思います。
さらに日ごろの何気ない言葉づかいにも気持ちが表れることを知っておきたいものです。
たとえば、「僕が頑張って働いるから、君たちは暮していけるんだ」というと、相手を不愉快にさせます。しかし、「君たちが元気で明るくいてくれるから、僕も頑張れるんだよ」といえば、相手にも感謝の気持ちが伝わり、よい人間関係ができるでしょう。
「明るい言葉が、明るさを呼ぶ」といわれます。明るい挨拶、感謝の言葉を多く口にして、より良く豊かな人生を築いていきたいものです。