道徳科学研究センター

道徳科学研究センター(正式名称:モラロジー研究所 研究センター)は、創立者廣池千九郎の意思を受け継いで設置されたモラロジー研究所の研究部門で、7つの研究室から構成されています。各研究室では、世界中の様々な倫理道徳思想の比較研究や、現代社会が抱える様々な倫理的課題に対する研究を進めています。

特に近年では、グローバル化の進展によって必要とされる、宗教やイデオロギーを超えて人類が共有しうる「普遍的な道徳規準」(コモン・モラリティ)の構築という課題に取り組んでいます。これに向けて、各種の国際会議等を開催し、倫理道徳の研究を専門とする内外の研究者、研究機関との交流を進め、グローバルな研究ネットワーク基地をめざしています。

センター長挨拶

道徳科学研究センター長 犬飼孝夫

道徳科学研究センターは、公益財団法人モラロジー研究所の研究部門です。「生命環境研究室」「社会科学研究室」「人間学研究室」「教育研究室」「廣池千九郎研究室」「歴史研究室」および令和元年度から新設された「伝統文化研究室」の7つの研究室から成り、倫理・道徳の総合的・学際的な研究を通じて、モラロジーの学問的前進に取り組んでいます。

当研究センターは、令和元年度より「モラルサイエンス」をキーワードとして、既存の研究活動を再編成して参ります。「モラルサイエンス」を「人間の精神原理および社会構成の原理を総合的立場から捉え、そこから人間および社会国家のあるべき価値を探求する学問である」と定義し、その重要な学問的モデルとしてモラロジーを位置づけ、モラルサイエンスをはじめとする様々な先端的学術研究の観点からモラロジーの学問的発展を図って参ります。具体的には、倫理・道徳の理論的研究、倫理・道徳の実践的研究、モラロジーの理論的研究、モラロジーの実践的研究という4つの研究領域(理論と実践、倫理・道徳とモラロジー)を意識しながら研究を進めて参ります。

今年度より、従来の「現代倫理道徳研究会」を「モラルサイエンス研究会」に改め、年に12回開催します。毎回2名の研究員が、現代社会の倫理・道徳をめぐる諸課題や、その思想・哲学的背景に関する研究等を発表します。「特別研究会」は「モラルサイエンス・コロキアム」に改め、内外の優れた研究者をお招きして年に3回開催する予定です。創立者・廣池千九郎の思想や事跡の研究に特化した「廣池千九郎研究会」は、従来どおり年に4回開催します。9月には3日間にわたり「研究センターゼミ」を開催します。なお、従来の「モラロジー研究発表会」は「道徳科学研究フォーラム」と改め、柏で開催する他に、今年度は、モラロジー研究所四国ブロックおよび東海ブロックと共催して開催する予定です。

また、「新たな時代の道徳を共に創る」を令和元年度の共通テーマとし、変化しつつある時代状況をしっかりと見極めながら、人間・社会・文明のより良き在り方を領域横断的に探求し、新たな時代の道徳を共に考え、創り出して参りたいと思います。研究活動の成果は、年に2回発行している学術誌『モラロジー研究』、各種の学術書や学術雑誌、および当研究センターのホームページ等を通じて発信して参ります。

当研究センターでは、各研究員の専門分野の観点から、モラロジーと倫理・道徳全般に関する専門研究を推進すると同時に、モラロジー研究所の教育部門との連携を強化し、モラロジーに基づく生涯学習活動の充実・発展に貢献して参ります。今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和元年5月吉日

公益財団法人モラロジー研究所

道徳科学研究センター長 犬飼孝夫

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