令和5年1月14日(土)、シティプラザ大阪(大阪市中央区)において、「年賀の集い」近畿会場を開催。近畿地方では初めての開催となり、参加対象(近畿ブロック)を限定し、対面とオンライン配信によるハイブリッド形式で行いました。
開会に先立ち、琴とバイオリンの協奏があり、新春を寿ぐにふさわしく優雅な音色が会場に響き渡りました。続いて、当財団と廣池学園の「最近のトピックス」を上映し、両法人の常務理事(財団:井上和行、廣池学園:野本廣之)からの活動報告の後、廣池幹堂理事長が年賀の挨拶を行いました。
廣池理事長は、令和5年の年頭にあたり、「モラロジーの創建者・廣池千九郎が昭和6年9月21日に日本経済の中心地・大阪で道徳による国家・社会の立て直しを経済人に訴えたのが、モラロジー教育活動のスタートでした。今こそ原点に立ち返り、3年後の財団創立100周年に向けて、家庭教育・学校教育・社会教育・生涯教育・リーダー教育を通じて立派な人材を育成し、道徳実践の団体として、できることから活動に取り組んでいきましょう」と述べました。
続いて、「ロシアが軍事侵攻したウクライナ問題は、国民の安心や平和を守るために、国家はどうあるべきか、独立と自由をどのように守っていくのか、国家の安全保障に対する本質的な問いを突きつけている」と強調しました。
さらに、「混迷を深める日本において、唯一の拠り所は皇室の存在であり、日本の皇室や歴代天皇は、祖先崇拝、自然への感謝、国民の幸福、世界平和を祈り続けてきた存在で、世界中の指導者が最大の敬意を払う存在でもあります。日本の良き伝統・文化・歴史を次世代へ正しく伝え、大阪から新たな取り組みを始めていきましょう」と結びました。
挨拶後には鏡開きが行われ、福田重造・財団顧問の発声で乾杯し、枡酒が参加者に振る舞われました。最後に、兵庫県と秋田県の民謡2曲が披露され、昔から継承されてきた伝統的な曲を会場の皆様に楽しんでいただき、閉会を迎えました。