令和4年 年賀の集いをライブ配信

 

 令和4年1月8日(土)、新春恒例の「年賀の集い」をオンラインで配信。

 配信に先立ち、報告映像「両法人のトピックス」を上映。ライブ中継の開始にあたり、まず車いすテニスプレーヤーでパラリンピック金メダリストの国枝慎吾氏(麗澤高校・大学出身)、駐日外交団長・駐日サンマリノ大使のマンリオ・カデロ氏(当財団顧問)、元台湾総統府国策顧問の金美齢氏(当財団顧問)、ジャーナリストで国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこ氏(当財団顧問)の新春ビデオメッセージが流されました。

 

廣池理事長による年賀の挨拶を配信

 

 廣池理事長は、皇室の弥栄と日本の繁栄、世界の平和を祈願した後、令和3年を振り返りました。

「コロナ禍という国難にある中、医療関係者や安全保障に携わられている方々、また警察や消防など、国民の安全を維持されている方々に感謝を述べるとともに、敬意を表します。

 私たち日本人は、戦後、漠然と平和と経済的豊かさを享受してきました。しかし、今回のような想定していない困難を突きつけられた時、反省すべきことはたくさんあると痛感します。

 現在の制度のもと、行政は国民に対して強制力を有する対抗手段を用いることはできない中、社会はよき国民性によってなんとか支えられている状況があります。しかし、それも限界が近いのではないでしょうか。

 道徳を守らなければ命を守ることができない。国家や家庭、民主主義を守るためにはどうすればよいのか。

 私たちはモラロジーを学ぶ者として心を一つにし、モラロジーの真価を発揮するにはどのように行動していったらよいかを真剣に考える時が来ています」

 道徳教育と実践の重要性を挙げた後、令和4年度に向けた学園・財団両法人の動きを紹介。学園については、麗澤高校における未来型通信制課程や麗澤大学において経営学部と工学部を新設し、5学部体制に移行することに触れました。また財団については、新テキスト「品性をつくる人間学Ⅱ」の使用や令和専攻塾第2期のスタート、地域社会と連携して活動している北大阪生涯学習ホールや淡海湖西生涯学習センターを画像と共に紹介しました。

 廣池理事長は、世界に貢献できる日本人の育成をしっかり進めていく決意を述べ、最後に、ブラジル・モラロジー研究協会の森 昇名誉理事長のビデオメッセージを紹介。年賀の集いは盛会のうちに大団円を迎えました。

 

森昇ブラジル・モラロジー研究協会名誉理事長のメッセージ

 

学園・財団の常務理事・理事が揃ってご挨拶