令和3年1月9日(土)、新春恒例の「年賀の集い」を今年はオンラインで配信。日本全国、ブラジル、台湾、アメリカなどをライブ中継でつないで行いました。
報告映像「この一年のトピックス」に続いて「映像で巡る学園のお正月2021」を上映。初のWebを使ったライブ中継では、まず大分県中津市も廣池千九郎中津記念館と結び、沖縄モラロジー事務所、静岡県の畑毛記念館、群馬県の谷川記念館、さらにブラジルモラロジー研究協会、台湾道徳科学研究会、米国モラロジー協会と中継は世界に広がりました。
各地との中継を受け、廣池理事長による年賀の挨拶を配信
廣池理事長は、次のように挨拶を述べました。
「昨年から続くコロナ禍で、皆さんと実際にお会いすることができず、残念ですが、技術の発展でオンラインによって地球のどこにいてもつながることができるという点についてはありがたく思います。
全世界は、今、過去に例のないような災難に包まれています。言うならば、目に見えない敵との戦争です。国家が意志を明確に打ち出し、国民は一致団結してこの危機を乗り越えなければなりません。
振り返ってみれば、日本はこれまでにもいくつもの困難を乗り越えてきました。アフターコロナ、ウィズコロナの時代に、われわれは目を覚まし、みずからの手でしっかりとした国づくりを行っていきたいものです。
どんなにAIが発達しても、信頼や安心を生み出すのは私たち人間です。国民のつながりが薄れてきている今、みんなが助け合うという当たり前のことを心において、日々の生活を送っていきましょう。
令和3年を迎えた現在、不安と混迷が社会に広がり、将来が見えない状況にあります。こういう困難な時こそ、人事を尽くして天命を待つというのではなく、天命に従って人事を尽くすという、創立者が示した精神にて立ち向かっていきたいと思います」
その後、今年は東日本大震災から10年の節目。被災地からのメッセージの映像が流れ、陸前高田連絡所と中継がつながりました。
最後に、廣池理事長は、
「われわれの先人先輩方は、今以上に困難な時代を立派に乗り越えられてきました。“途中困難最後必勝”という揺るぎない精神で、現在の困難に対処していきたいと思います。
本年も皆一緒に心を合わせて、元気で頑張っていきましょう」
と激励の言葉を述べました。