河野克俊氏による教養講話を開催

前統合幕僚長・河野克俊氏

 令和2年11月2日、当研究所生涯学習センターにおいて、河野克俊氏による教養講話を開催。第8回論文講座受講生およびモラロジー関係者が参加しました。

 講演のテーマは「今後の我が国の安全保障と自衛隊」。河野氏は、46年間を海上自衛隊に勤務し、自衛艦隊司令官や海上幕僚長、さらには3度の定年延長を重ね、在任は異例の4年半に渡って統合幕僚長を務めた経験を通し、専門家の目から安全保障と自衛隊やリーダー論について語りました。

 講演後の質疑では、「旧軍と自衛隊との相違点」や「憲法論議に必要なこと」などの質問に、詳しい解説を交えながら明るく丁寧に回答していきました。

 

固い話題を明るくわかりやすく講演

 

前統合幕僚長
河野克俊(かわの かつとし)

 昭和29(1954)年、北海道生まれ。52年に防衛大学校機械工学科卒業後、海上自衛隊入隊。第3護衛群司令、佐世保地方総監部幕僚長、海上幕僚監部総務部長、海上幕僚監部防衛部長、掃海隊群司令、海将に昇任し護衛艦隊司令官、統合幕僚副長、自衛艦隊司令官海上幕僚長を歴任。平成26年。第5代統合幕僚長に就任。31年4月退官。川崎重工業㈱顧問。
 著書:『統合幕僚長――我がリーダーの心得』(ワック)