世界は驚きに満ちている
私たちの生活は忙しくなりましたが、その中で楽しく充実した気持ちになれないのは、私たちの心がにぶくなり、時間を感じとれなくなっているからではないでしょうか。
ニューヨークに住む牧師、ノーマン・ピールさんはある晩、お母さんにこう言われたそうです。
「覚えておきなさい。それは、この世界は、美しさと驚きで心が躍(おど)るようなものに満ちているのよ。それに心を向けるのです。この世界と、その美しさ、そして人びとを愛するのです」と。
こういう心で世界を見ていれば、私たちは感動と喜びに満ちた時間をつくりだせるのです。
どんなに忙しくても、感動できる心があれば、あわただしく時間が過ぎ去っていくように感じることはなく、それぞれの時間が楽しく充実したものになるのではないでしょうか。