恩を知り、恩に報いる
「知恩」「感恩」「報恩」という言葉があります。
自分自身が数限りない恩を受けているという事実を知り、これに感謝して恩に報いることの大切さを説くものです。
現代の社会は無数の先人たちの苦労や努力の上に築かれたものです。
私たちは今、そうした恩恵のもとに生かされているのです。
“次の世代が幸せに暮らせるように”と願って今を築いた先人たちの心を受け継ぎ、自分自身もまた、子孫の世代を思って社会の維持・発展に努めていくことは、先人の恩恵に報いる方法の一つといえるのではないでしょうか。
『ニューモラル』566号,「今月の言葉」