道徳の授業:
よりよい学校生活・集団生活の充実

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分類:C5 B3 B4

人間関係を豊かにする言葉

 あるとき、電車の中を走り回って騒ぐ男の子に「ちょっと静かにしようね。ほかのお客様に迷惑がかかるから」と注意をしたOさん(45歳)。

 すると男の子に付き添っていた若い母親は、自分が恥をかかされたと思ったのか、Oさんをにらむようにして「近寄っちゃだめよ」と言うと、子供の手を引いて自分の席に連れ戻したのです。

 例えばこのとき、母親がひと言「ごめんなさい」「すみません」「ありがとう」と言っていれば、どうなっていたでしょうか。

 私たちの日常には、そのひと言が足りないばかりに、人との関係や場の雰囲気を気まずくしていることが、数多くあります。

 「ありがとう(サンキュー)」「どうぞ(プリーズ)」「すみません(エクスキューズミー)」といった言葉は挨拶の基本であり、お互いの心はこうした言葉で開かれていきます。こうしたひと言が、私たちの人間関係をより豊かにしていくのです。


『ニューモラル』368号
『366日』11月24日

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