道徳の授業:
よりよい学校生活・集団生活の充実

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分類:C5 B4

次の人への「頑張ってね!」

 ある幼稚園で、運動会に向けてクラスでリレーの練習をしていたときのことです。

 いつごろからか、一人の女の子が次のランナーへバトンを渡すときに「頑張ってね」と声をかけるようになりました。すると、それはいつの間にかクラス全体へと広がって、皆が次の人に「頑張ってね」と言うようになったのです。

 このクラスには、運動会のリレーの競争で負けた後も、「誰々のせいで負けた」と言う子や泣きじゃくる子は出なかったということです――。

 忙しい毎日の中で、いつしか周囲が見えなくなっていた、という経験はないでしょうか。そんなときこそ、意識して周りの人に心を配り、人のためにできることを探してみましょう。

 例えば「次に使う人のこと」を思って、職場の共有資料を整理しておくなど……。そうした心がけが、自分の人生を豊かにしていくのです。


『ニューモラル』475号
『366日』9月30日

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