道徳の授業:
よりよい学校生活・集団生活の充実

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分類:C5 A4 A5

「成長しようとする力」を信じる

 子供が初めて料理に挑戦したいと言ったとき、皆さんはどんな言葉をかけるでしょうか。「危ないから触っちゃだめ」「なんでもやってみなさい」……。

 子供が失敗したときや、壁にぶつかって苦しんでいるとき、大切なのは親の態度です。親の信頼や応援を実感している子供は、失敗を素直に受け入れて、その体験から学び、挫折を乗り越える力を身につけていきます。「だからだめだと言ったでしょう」などと言ってその行動を否定しては、子供のやる気を失わせてしまいます。

 親は子供の失敗を否定的にとらえるのではなく、成長過程に必要な体験であると考えてみることです。子供の取り組みをまず認め、焦らずに、子供自身が持っている「成長しようとする力」を信じて、じっと待つことも大切ではないでしょうか。それは、子供が「挑戦することの意味」を見いだすためにも必要なことなのです。


『ニューモラル』423号
『366日』7月24日

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