ゆとりの60点主義
子育ての経験がないお母さんの場合は、氾濫している育児情報の中で、さまざまな不安や悩みが生じてきます。
特に核家族で、母親の手助けやアドバイスをあまり受けられない場合はなおさらです。
他のお母さんの子育てと比較して、「どうして自分だけがうまくいかないのか」と悲観的になったり、子育て競争の影響や周囲の期待の中で、満点育児とのギャップを感じてしまうことがあります。
児童心理学者の波多野勤子さんは、「主婦」「研究」「母親」を見事にこなしましたが、それに限界を感じたとき「60点主義」でいこうと決心したそうです。
ときにはだらしないお母さんでもいいと自分を許せたとき、育児を楽しむことができたのです。
これは立派な子育ての知恵なのです。