道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4

不便さや苦労からの気づき

 子どもたちにとっては、日常では味わえない不便や苦労の体験が貴重です。

 たとえばキャンプなどの野外活動で、生きるうえで大切な食と住を自分たち自身の手によって作り出す経験は、いわゆる「生きる力」をはぐくむうえでも大切なことです。

 普段、当たり前と考えていたことが、多くの人たちの努力によって成り立っていることが分かったり、学校生活では分からなかった友だちの持ち味や人柄が新たに感じられたりします。

 また、年上の人と接することによって、こういう人になりたいという目標のようなものを心に描くことができたりします。

 親が説明して分からないことでも、体験したり、人とふれあう中で、まさに体で覚えていく大切な気づきがあります。


『ニューモラル』372号

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