道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4 B1

子供の気持ちを受けとめる

 子供が不機嫌になったりグズグズ言ったり、ということは日常茶飯事です。そんなとき、周りの大人がどう対応するかはとても大切なことです。

 子供の感情が波打って言うことを聞かないとき、大人はつい子供の怒りや訴えを受けとめることも忘れて、自分の考えばかりを押しつけようとします。

 しかし、子供は大人のように論理的ではなく、感情をめいっぱい出して動こうとします。そして、心はとても純粋で、その分受ける傷も大きいのです。

 例えば、子供はよく親にまとわりつきます。そのとき大人が「もう大きいんだからやめなさい」などと、子供の気持ちを受けとめることなく拒絶すると、子供はそれだけで心を閉ざしてしまいます。後でいくら親がすりよっても、そのときの素直な気持ちはもうありませんが、拒絶された心の傷だけはしっかり残るのです。


『ニューモラル』302号
『366日』10月19日

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