「半分しかない」と「半分もある」
たとえば朝食のとき、子どもが手を滑らせてコップに入っていたジュースをこぼしてしまったとしましょう。
そんなとき、親はどのように対応するでしょうか。
「何をしているの、気をつけなさい!こんなにこぼしてしまって、あと半分しかないじゃないの」と叱ってしまえば、せっかくのおいしいはずの朝食が、涙まじりの悲しい味になってしまいます。
こんな言い方もあります。
「あら、ジュース、こぼしてしまったの、残念だったわね。でもまだ半分も残っているわ。これから気をつけようね」。
同じことを言っているのですが、言われた子どもの気持ちはどうでしょう。