道徳の授業:家族愛・家庭生活の充実

分類:C4 B4

「半分しかない」と「半分もある」

 たとえば朝食のとき、子どもが手を滑らせてコップに入っていたジュースをこぼしてしまったとしましょう。

 そんなとき、親はどのように対応するでしょうか。

 「何をしているの、気をつけなさい!こんなにこぼしてしまって、あと半分しかないじゃないの」と叱ってしまえば、せっかくのおいしいはずの朝食が、涙まじりの悲しい味になってしまいます。

 こんな言い方もあります。

 「あら、ジュース、こぼしてしまったの、残念だったわね。でもまだ半分も残っているわ。これから気をつけようね」。

 同じことを言っているのですが、言われた子どもの気持ちはどうでしょう。


『ニューモラル』239号

道徳の授業トップ

ページトップへ