分類:C4
手をかけずに目をかける
自己主張の盛んな三歳前後の子どもは、自分の身の回りのことに親が手をかけることを拒み、何でも自分でしようとします。
こうした時期に、親の思いやりだと思い込んで、いつまでも手をかけていくと、子どもが自分の力で乗り越えなければならない多くの困難を、親が先回りして取り除いてしまうことにもなり、子どもに自立心や責任感が育ちません。
昔から、子育てのポイントは「手をかけずに目をかけろ」と言われてきました。
いつも子どものことを心にとめながらも、手をかけすぎずにその成長を温かく見守る、という意味でしょう。
それは、冷淡に突き放すこととは違います。
子どもの成長を見つめて、「じっくり見守ろう」という姿勢で接することが大切です。