道徳の授業:勤労・公共の精神・社会参画

分類:C3 D4

明日へつながる今日の一歩

 人生という地図のない旅を案内するのは、自分自身の心です。旅の目的地をめざして、今という時をどう生きるのか――まずは自分の足もとを見つめてみましょう。

 そこには、どんなに小さなことでも「今の自分にできること」が、必ずあるはずです。自分を支えてくれる人たちとの「つながり」を再認識したなら、そこから力を得ることもあるでしょう。あるいは〝自分も誰かを支えられるようになりたい〟という気持ちが湧き起こったら、それが行動を起こす原動力になるかもしれません。

 自分が置かれている状況や、時に目の前に立ちはだかる壁からも目を背けず、今という一瞬を大切にしながら精いっぱい、前向きに歩んでいけば、すぐには壁を越えられなくても、ふとした瞬間に前途が開けてくるのではないでしょうか。

 今、このときに踏み出す一歩が、私たち自身の人生を方向づけるのです。


『ニューモラル』521号
『366日』9月11日

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