分かち合う喜び
“子供たちがいつでも気持ちよく、安心して利用できるように”との思いから、一人で公園のトイレ清掃を始めた百合子さん(32歳)。ご近所で親しくしている人たちにも声をかけてみようと思うのですが……。
自分が楽しいと思ったこと、心からの喜びと感じたことを皆と分かち合いたいと思うのは、自然な心の表れでしょう。それでももちろん、他の人に勧める際は、慎重に行わなければなりません。時には第三者に意見を聞いてみることも大切でしょう。
他の人と一緒に喜びや苦労を分かち合うことによって、より大きな喜びが生まれます。それは、人と人とのつながりが深まり、家庭や職場や学校や地域が明るくなる一助となるでしょう。人と人とのつながりが薄れているといわれる昨今、「分かち合う」ということの大切さについて、今一度考えてみませんか。
『ニューモラル』386号,『366日』4月16日