道徳の授業:礼儀

分類:B3

挨拶は感謝の言葉

 「おはよう」「こんにちは」「さようなら」と、私たちは日々、多くの人と挨拶を交わします。明るく元気な挨拶は、当人だけでなく、はたから見ていても気持ちのよいものです。反対に、元気に挨拶をしても相手の返事がないと、嫌な気分になるでしょう。

 挨拶の語源は、仏教語の「一挨一拶」であるといわれます。「挨」には押し開く、互いに近づくという意味があり、「拶」には迫る、すり寄るといった意味があります。つまり人と人とが出会い、お互いに心を開いて相手に迫っていくことが「挨拶」です。

 挨拶の短い言葉の中には、“お元気ですか”“お世話になります”“ありがとう”等、感謝や思いやりの気持ちも込められています。挨拶は良好な人間関係を築くうえでの最初の一歩であり、コミュニケーションの入り口です。そして、自分自身の謙虚な人柄をつくっていくきっかけにもなるでしょう。

『ニューモラル』451号『366日』6月1日

道徳の授業トップ

ページトップへ