道徳の授業:感謝

分類:B2

「ありがとう」は元気の源

 つらい仕事の最中にかけられた「ご苦労様。ありがとう」のひと言で、疲れが吹き飛び、元気が湧いてきた――そんな経験はないでしょうか。

 「ありがとう」という言葉は、元気の源といえそうです。逆に元気を失わせる言葉とは、どんなものでしょうか。「忙しい」「疲れた」――どちらもつい使ってしまう言葉ですが、それを言う自分の心の中には“周りの誰よりも仕事をしている”という高慢な心、“どうして自分だけが大変な思いをしなければならないのか”という自己憐憫の心、“他人によく思われたい”という虚栄心などが隠れているのかもしれません。

 何気なく使った言葉でも、自分はもとより周囲にも大きな影響を与えます。日々積極的に肯定的な言葉を使い、否定的な言葉や不愉快な言葉はなるべく使わないだけでも、家庭や学校、そして職場の雰囲気は、どんなに明るくなるでしょうか。

『ニューモラル』374号『366日』3月1日

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