分類:B2
共感することによって
心理学者の國分康孝氏は“共感性”ということについて、「相手の感情が実感をもって伝わってくることである。相手と同じように感じることである。感情移入とはちがう。感情移入はこちらの感情が主人公である。共感性というのは、相手のために相手の気持ちを分かろうとするものである。自分の放棄がそこにはある」(「心とこころのふれあうとき』黎明書房)と述べています。
自分の意見を強引に他の人に認めさせようという態度では、心の通い合いはできません。
心と心が通い合うためには、まず相手の言うことを相手の立場に立ってよく聴き、相手に共感していくことが大切です。