道徳の授業:親切・思いやり

分類:B1 A3 C5

人の「思い」を受けとめる

 ピンと張ったピアノの弦は、その緊張を解こうとする作用から、徐々にゆるみが生じていきます。

 人間の心もこれと似ています。

 熱心さや克己心は、私たちが困難を乗り越えて成長していくうえで欠かせません。

 一方、緊張や興奮にさらされ続けた心は、余裕や周囲との調和を失うことがあります。

 心の余裕を失って周囲に不協和音が生じると、「他人こそが原因」と考えがちです。

 すると人間関係の不協和音はますます広がります。

 日々乱れを生じていく心の均衡を、ピアノの調律と同じように、意識して取り戻す必要があります。

『ニューモラル』570号

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