道徳の授業:親切・思いやり

分類:B1 B5

「聴く」は思いやりの始まり

 「耳は二つ、口は一つ。だから、自分が話す二倍は相手の話を聴きなさい」ともいわれています。

 相手の話を聴く際には、相手としっかり向き合う、相手の目をじっと見て聴く、うなずきながら聴く、相づちを打ちながら聴く、などがあげられます。

 「傾聴」という言葉があるように、相手の話を熱心に聴こうとするときは、相手のほうに目や体を傾けます。

 一方、「聴く」は、注意して耳を傾けることで、「受け入れる」「ゆるす」「したがう」という意味もあります。

 相手が何を言おうとしているのか、その心に寄り添って聴くことは、相手を許し、受け入れることにつながるのでしょう。

 相手の心に寄り添って、相手の発するメッセージを「聴く」ことこそが、思いやりの始まりなのです。

『ニューモラル』523号

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