「聴く」は思いやりの始まり
「耳は二つ、口は一つ。だから、自分が話す二倍は相手の話を聴きなさい」ともいわれています。
相手の話を聴く際には、相手としっかり向き合う、相手の目をじっと見て聴く、うなずきながら聴く、相づちを打ちながら聴く、などがあげられます。
「傾聴」という言葉があるように、相手の話を熱心に聴こうとするときは、相手のほうに目や体を傾けます。
一方、「聴く」は、注意して耳を傾けることで、「受け入れる」「ゆるす」「したがう」という意味もあります。
相手が何を言おうとしているのか、その心に寄り添って聴くことは、相手を許し、受け入れることにつながるのでしょう。
相手の心に寄り添って、相手の発するメッセージを「聴く」ことこそが、思いやりの始まりなのです。