分類:B1
愛こそが人を支える
アニー・サリバン先生は、目も見えず、耳も聞こえず、言葉も話せないという三重苦を背負って生まれたヘレン・ケラーを支えた人です。
外の世界とコミュニケーションがとれず、野獣のように暴れ回るヘレンに、サリバン先生は忍耐強く言葉を教えました。
どんなことがあっても見捨てないサリバン先生にヘレンは心を開き、天性の能力を発揮するようになります。
やがてヘレンは大学を優秀な成績で卒業し、身障者のための大事業を成し遂げ、世の光となりました。
そのヘレンが、あるとき、サリバン先生に尋ねました。
「先生はなぜ、私と一緒にいてくださるの? なぜ私のめんどうを見てくださるの?」
サリバン先生は答えました。
「あなたを愛しているからですよ」