自己愛人間になる子どもたち
自己愛人間とは、自己中心志向が支配し、自分を美化・理想化し、相手を積極的に愛したり獲得したりするより、むしろ相手に愛され、評価されて、自己陶酔にふけることを無上の生きがいとする人間のことです。
これは青少年だけの傾向ではなく、その親の世代がすでに持っている意識で、親の愛情が不足していたため、自分にしか関心が向けられない現象を示しています。
たっぷりと愛情を受けた人は、愛の尊さを知っていますから、自分がいかに多くの人から恩恵を受けているかを気づくことができ、感謝する気持ちが生じてきます。