道徳の授業:真理の探究・創造

分類:A6

すべてを受け入れる肚づくり

 長い人生には、自分の責任とは思えないような困難に直面する場合があります。

 こういう場合でも、単に相手を責め、関係者を非難するだけでは状況は少しも変わらないでしょう。

 そういうときでも、すべてを受け入れる肚(はら)ができると、冷静に自分を見つめることができ、心に余裕が生まれます。

 余裕が生まれると、物事を違った角度から見る知恵も湧いてくるものです。

 どんなに努力しても、思いどおりに事が運ばなかったり、誤解されたりすることもあるでしょう。

 しかし、どんなときでも、目先のことに一喜一憂することなく冷静に事実を見つめ、そこから自然にできる最良の方法を見いだすことが肝要ではないでしょうか。

『ニューモラル』208号

道徳の授業トップ

ページトップへ