分類:A4
逆転の発想
アメリカのプロ野球選手で野球史上、空前の打者といわれたべーブ・ルースが、ある試合で満塁の走者を置いて打席に立ったときのことです。
すでにツー・ストライクを取られ、勝つか負けるかの瀬戸際に立たされました。
そのとき、彼は突然、バットでセンター後方のスタンドを指差し、ホームランを打ち込んでみせるとアピールしたのです。
次の瞬間、白球はみごとなアーチを描いてスタンドに消えました。
よい考えを持てばよい行為となって表れ、悪い考えは悪い行為となって表れます。
置かれた状況の中でどのように考えるかで、その人の持っている潜在能力が発揮されます。
緊張や危機に押しつぶされない逆転の発想は、不可能に思えることも可能にしてしまうことがあります。