道徳の授業:個性の伸長・向上心

分類:A4 B4

すばらしい点を認める

 私たちは、どうして人を比較してしまうのでしょうか。

 人間は一人ひとり、顔も性格も違い、得意なことも苦手なことも違い、好きなことも嫌いなことも違うはずです。

 比較するということは、そうした一人ひとりを、偏差値とか、運動能力とかという一点だけに絞り込んで上下をつける(評価する)ということでしょう。

 しかし、それはほんの一側面にすぎないことを知らなければなりません。

 走るのが遅くてもすてきな絵を描く子、算数の成績が悪くても人を感動させる詩を書く子もいるのです。

 そうしたとき、「かけっこは遅かったけど、こんなにすてきな絵が描けるじゃないか」と、その子のすばらしい部分をきちんと認めることが大切でしょう。

『ニューモラル』447号

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