自分の良心に照らして考える
「個人の自立」ということがよく言われます。これは、単に自分の思うとおりに生きるということではなく、自分の中にきちんとした基準を持って、それに従って自分を律して生きるということです。「自律」は「自立」につながります。自分を自分で律していくことが、モラルの原点であると言えます。
自分のとるべき行動に迷いが生じたときには、少し立ち止まって“自分の行為は環境によって左右されていないだろうか”“どんな場合でも自分が正しいと思うことはする、正しくないことはしないという生き方ができているだろうか”と、自分の心に問いかけてみましょう。
社会の一員として、自分の良心に照らして恥ずかしくないかどうかを心の中でよく考えてみることが、道徳実行の第一歩になるのではないでしょうか。
『ニューモラル』402号,『366日』9月25日