道徳の授業:正直・誠実

分類:A2 B4 C2

見えにくい自分の心

 私たちは、人のことはよく見えても、自分自身のことは意外に見えていない部分があるものです。

 自分の心を見つめ直してみましょう。人のためによかれと思ってしているようでも、心の中では「自分への評価」を期待していることはないでしょうか。人の話を聞いているように見えても、実は自分の心の声にだけ耳を傾けていることはないでしょうか。人の言うことに黙って従っているように見えても、心は冷たく固く沈黙し、相手を拒否していることはないでしょうか。正論を主張しているようでも、心の中では人を責め、知らず知らずのうちに相手を傷つけていることはないでしょうか……。その「見えにくい自分の心」を見せてくれるのが、人間関係のトラブルなのかもしれません。

 自分の心をしっかりと見つめ、温かい心を育んでいきたいものです。

『ニューモラル』329号『366日』10月16日

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