周囲に向ける日々の心づかい
「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きます。
私たちは日常の仕事の一つ一つに対して、私たちはきちんと心を向けることができているでしょうか。
中国古典の『大学』に「心ここに在らざれば、視(み)れども見えず、聴けども聞こえず、食えども其の味を知らず」とあります。
周囲に向けたほんの一面をとらえて“あの人とは性が合わない”と決めつけるなど、ささいな思い込みが「心の目」を曇らせたとき、相手の美点や長所、そして相手の思いも「視(み)れども見えず」の状態になるのでしょう。
心の曇りを晴らし、豊かな人間関係を築いていきたいものです。