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第5回公開教養講話を開催(久禮旦雄・京都産業大学准教授、モラロジー研究所研究センター客員研究員)

 

 11月3日、モラロジー研究所廣池千九郎記念講堂において、第5回公開教養講話を開催。京都産業大学准教授、モラロジー研究所研究センター客員研究員の久禮旦雄氏を招き、「令和の皇位継承に学ぶ」と題してお話しいただきました。

 

 久禮講師は、剣璽等承継の儀や即位後朝見の儀、大嘗祭などについて、それぞれの儀礼の内容を確認しながら、どのような意味を持つのか。また記憶に新しい今回の即位礼を思い起こしながら、その意義について解説。
 そして、平成から令和への改元にまつわるエピソードや現上皇陛下がその位を退くにあたっての法律上の規定、歴史的視点から過去の即位はどのように執り行われたかなど、専門的な視点から語り、ユーモアを交えた語り口に、会場からはしばしば笑い声が上がりました。

 

 後半は、モラロジー研究所の創立者・廣池千九郎の歴史学者として皇室研究、また若いころから実践してきた皇室奉仕に触れながら、その業績と足跡をたどっていきました。
 最後に、
「廣池の人生を見たとき、情熱に溢れた皇室奉仕の実践家としての側面と同時に、冷徹な学問的な視線を持った皇室研究者としての側面があることに気づきます。実践を学問が下支えしており、そこに冷徹な判断があるわけです。
 道徳についても同様に、実践面からの道徳が大事だということと、学問的な “モラロジー”が同時に存在しています。道徳を行うことと“モラロジー”を考える際には、実践と学問をいわば車の両輪として、皆さんにとらえていただければと思います」
と講演をまとめると、会場から大きな拍手が沸き上がりました。

 

147名が聴講

 

ユーモアを含んだ解説に、会場の雰囲気も和やかに

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