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第4回公開教養講話を開催(小林澤應・薬師寺録事、喜光寺副住職)

 

 9月14日、モラロジー研究所廣池千九郎記念講堂において、第4回公開教養講話を開催。薬師寺録事、喜光寺副住職の小林澤應氏をお招きし、「佛道修行のこころ」と題してお話しいただきました。

 

「偏らない心・こだわらない心・とらわれない心、広く広くもっと広く。これが般若心経、空の心なり」
 この言葉を冒頭に添えた小林講師は、麗澤高校時代の思い出や、大学生時代より高田好胤師(薬師寺元管主・法相宗管長)の侍者を務めた経験を語り、ユーモアあふれる内容に参加者は引き込まれていきました。

 

 小林講師は、一般に使われている「切磋琢磨」や「自由自在」など、多くの言葉が仏教由来の言葉であると説明。また一休さんによる佛教の定義や僧侶としての使命、そもそも宗教とは何かなど、自身の経験を交えて解説していきました。
 中でも
「自由自在という言葉は、“勝手に自分の思い通りに生きること”と思われています。実は、この言葉は仏教から派生した言葉で、自由とは「自分の由来」を意味し、自分はどこから来たのか、親、両親、先祖、いろいろなおかげさまがあって、今、生かされていることを指しています。そして、これからの自分の生き方や在り方を加えて「自分の由来と自分の在り方」が本来の自由自在という意味なのです」という話の多くの参加者が納得した表情を浮かべていました。

 

 最後に、「極楽に行くためには、どのようにすればよいか。あるがまま、なるがままを受け止めるという境地で生きていくことです。これが人生の佛道修行ということにもなるのかなと思っています」と講演をまとめると、会場は大きな拍手に包まれました。

 

195名が聴講

 

よく通る美声とユーモアあふれる講話が参加者を魅了

 

参加者全員で合掌

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