平成28年6月19日(日)、ホテル日航福岡(福岡市)において、廣池千九郎生誕150年を記念した経済・経営シンポジウム「“道経一体”の経営で永続への道を切り拓く——道徳経営が「信用」を高め、企業の力となる」(主催:公益財団法人モラロジー研究所、学校法人廣池学園、後援:一般社団法人日本道経会)を開催。九州の企業関係者を中心に約700名が参加しました。
まず、廣池幹堂・モラロジー研究所、廣池学園理事長が主催者を代表し、両法人の創立者・廣池千九郎が、なぜ道経一体思想を説いたかを紹介。続いて、第一部では中山理・麗澤大学学長が「企業永続の条件——21世紀に生かす廣池千九郎の道経一体の思想」と題して基調講演(詳細はこちら)を、第二部では九州の経営者4氏(※)を招いてパネルディスカッションを行いました。
※=石村僐悟氏(㈱石村萬盛堂社長)、新井眞一氏(㈱あらい会長)、坂元耕三氏(㈱ヤマトボーデン会長)、杉慎一郎氏(㈱ダイキョープラザ社長)、コーディネーターは藤井大拙・モラロジー研究所出版部長。
参加者からは「経営者が高い道徳性を持たないと、企業の永続は難しいと感じた」「利益は追求するものではなく、結果として付いてくるものだと理解できた」などの感想が寄せられました。
シンポジウム終了後には、参加者同士による懇親会を実施。「今後の企業経営に“道経一体”は不可欠である」との声が各テーブルで聞かれるなど、盛会のうちに幕を閉じました。