12月9日(土)、廣池千九郎中津記念館(大分県中津市)において、公開講演会を開催。地域の方々を中心に116名の方が聴講しました。
毎年行われている本公開講演会は、今年で4回目。今回の講演のテーマは、「『中津歴史』の廣池千九郎――郷土中津の歴史から人類普遍の道徳原理へ」でした。
講師の橋本富太郎氏(麗澤大学助教・モラロジー研究所主任研究員)は、廣池千九郎が明治24年に上梓した『中津歴史』の概要を紹介。当時、中津高等小学校の教員だった廣池が、なぜ本書を世に出すことになったのか、その意図を説きました。
今回の講演会の内容は、廣池の教育の指向および、その素材である歴史の根底を明らかにしようとする姿勢を、学術的に解説していくものでしたが、橋本講師はわかりやすく噛み砕いて、集まった参加者に伝えていきました。
地域の参加者からは、「廣池千九郎の知名度を高めたい」「今後も継続開催を望む」等の意見が数多く出ました。
【参加者の感想】
・非常に理解し易い講演で感銘を受けました。人として大切なことを学びました。
・中津にいながら知らないことが多いのですごく勉強になりました。
・廣池千九郎のこと、その著書『中津歴史』の本質が判ったように思います。
・『中津歴史』の執筆意図が、教育を目的としていたこととわかり、感動。
橋本富太郎講師