新著『なでしこ歴史物語』の出版を記念した白駒妃登美・モラロジー研究所特任教授の講演会を、10月17日(水)、廣池千九郎記念講堂において開催。演題は「先人たちの“生きる姿と力”を明日へ!」、120名が参加しました。
白駒講師は「君津」「木更津」など千葉県内の地名の由来となった、日本神話のヤマトタケルとオトタチバナヒメのエピソードを紹介。男性主体で語られがちな歴史も、その傍らには妻として母として男性を支える女性の存在があることを挙げ、精密な日本地図を初めて作り上げた佐原出身の伊能忠敬の活躍と、その偉業を支えた妻の存在などを紹介しました。
「歴史とは先人たちから、今を生きる私たちに贈られた“エール”といえるもの。『後世のために』と先人たちが懸命に築き上げた“未来”を今、私たちは生きている。その私たちは後世のために、どんな日本を残しますか?」――白駒講師の話に、会場では熱心にメモをとったり、目頭を押さえる姿もみられ、感動的な講演会となりました。
白駒妃登美・特任教授
参加者の心を揺さぶる講演会
講演後にサイン会も