2019年1月19日(土)、台北中油国光庁(台湾台北市)において行われた「儒者之風――孔德成先生百年記念会」(主催:中華大成至聖先師孔子協会)に、当法人の廣池幹堂理事長が招待を受け、参列しました。この会は、孔子直系第77代裔孫・前考試院院長孔徳成先生の生誕百年を記念して開催されたものです。
式典では、主催者挨拶として孔垂長〈こうすいちょう〉・孔子協会会長(孔子第79代)、来賓祝辞として馬英九・前総統、鄧家基・台北市副市長、林清淇・内政部(内閣府)司長に続き、日本、韓国、アメリカ、インドネシア、マレーシア等の海外来賓代表として廣池理事長が挨拶。
1957年、孔德成先生が初めて来日され私どものキャンパスに足をお運びいただいた話や、19回目、最後の来日となった2006年には78代・孔維益〈こういえき〉先生夫人の于曰潔〈うえつけつ〉様、79代の孔垂長先生ご夫妻、そして80代の孔祐仁〈こうゆうじん〉様という4代おそろいでご来訪いただいたエピソードを交えて祝辞を述べました。
また、同日、国父記念館の博愛ギャラリーにおいて行われた記念展示会オープニングセレモニーではテープカットに続き、孔德成先生が書かれた多数の書や学術論文の原稿などの貴重な資料、麗澤大学から授与された学位記(名誉博士号)の証書や柏キャンパスで撮影された写真パネルなどを見学。〔展示期間は2月10日まで〕
孔德成先生とのご縁は、昭和10年(1935年)、麗澤大学の前身である道徳科学専攻塾の開設に際し、創立者・廣池千九郎が来塾を懇請したことに始まります。このとき16歳の先生が揮毫した、「日孜孜(ひびにしし)」「毋意毋必毋固毋我(意なく必なく固なく我なし)」という書を贈っていただきました。来日された際には必ずモラロジー研究所をご訪問くださり、孔子の道徳思想を中心にご講演、平成13年(2001年)には麗澤大学より名誉博士号(第1号)を授与させていただきました。
記念式典会場エントランスにて 孔垂長先生ご夫妻(中央)と廣池理事長夫妻
記念式典
主催者挨拶 孔垂長・孔子協会会長
来賓祝辞 廣池幹堂理事長
記念展示会テープカット