センター長挨拶

道徳科学研究センター長 犬飼 孝夫

道徳科学研究センターは、公益財団法人モラロジー研究所の研究部門です。「生命環境研究室」「社会科学研究室」「人間学研究室」「教育研究室」「廣池千九郎研究室」および「歴史研究室」の6つの研究室から成り、倫理道徳の総合的・学際的な研究を通じて、モラロジーの学問的前進に取り組んでいます。

主な研究活動としては、年間十数回開催している「現代倫理道徳研究会」があげられます。毎回2名の研究員が、現代社会の倫理道徳をめぐる諸課題や、その思想・哲学的背景に関する研究等を発表しています。また、創立者・廣池千九郎の思想や事跡の研究に特化した「廣池千九郎研究会」を年に4回開催しています。この他、年に2回、内外の優れた研究者をお招きして「特別研究会」を開催しています。

一連の研究会には、京都産業大学名誉教授で当研究センターの研究主幹・教授である所 功先生も参加され、議論に加わって頂いています。また、東京大学名誉教授で公益財団法人モラロジー研究所顧問の伊東俊太郎先生にも、当研究センターで定期的にご講演頂いています。毎年9月には、3日間におよぶ「研究センターゼミ」を開催し、研究のさらなる深化に務めています。

これらの研究活動の成果は、毎年1月に柏市で、2月に大阪で開催する「モラロジー研究発表会」、年に2回発行している学術誌『モラロジー研究』、各種の学術書や学術雑誌、および当研究センターのホームページ等を通じて発信しています。

なお、平成29(2017)年4月に設置された「歴史研究室」は、独自の研究体制の下で、近現代史の研究と様々な歴史問題に関する課題解決に向けた研究に取り組み、研究成果を内外に向けて発信しています。

研究センターでは、今後も各研究員の専門分野の観点から、モラロジーと倫理道徳全般に関する高度な専門研究を推進する一方で、モラロジー研究所の教育部門との連携を強化し、モラロジーに基づく生涯学習活動に資する実際的な研究成果も発信して参りたいと思います。今後ともご支援ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

平成30年4月吉日
公益財団法人モラロジー研究所
道徳科学研究センター長 犬飼孝夫