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第41回教育者研究会
「新しい教育の創造―社会の要請に応じた教育を求めて」
宮城県会場を開催
平成16年7月31日から8月1日の一泊二日で、「新しい教育の創造――社会の要請に応じた教育を求めて」をテーマに、国民年金保養センター「みちのく路」(志田郡鹿島台町)で第41回教育者研究会(宮城県会場)を開催し、県内の教育関係者ら118名が参加しました。
一日目は、竹田幸正・宮城県教育庁義務教育課副参事から「宮城県下の教育課題」と題して講義があり、「平成11年度から『心をはぐくむフォーラム』を開催してきた。小中学生に道徳性をはぐくむ体験活動・行事を実施し、からだで感じ取ったことをお互いに話し合うものにしたい。また、道徳教育推進協議会を設置し、教育委員会や学校あげて生活体験学習活動を行い、地域の人材活用を推進するなど、創意工夫をこらした道徳教育を展開する」との具体策にもふれられました。
次に会場を移して「鹿島台町学童農園」を見学し、桜井武彦総務教育班長より説明を受けました。鹿島台町は、この農園を活動拠点にして「幼児期からの道徳性の芽生えの育成」に取り組み大きな成果を上げています。
続いて、財団法人モラロジー研究所の野々村生夫・社会教育講師から「望ましい教師像」の講義がありました。野々村講師は、長崎県佐世保市の事件に関連して、児童の粗暴な行動の低年齢化についてふれ(この原因は早熟と感情の不安定、心のありように大きな問題があるのではないかと指摘され)、それを防止するには、日常的な生活行動を基にした道徳的な習慣づくりが大切である。江戸時代の三字教に「養いて教えざるは父の過ちなり」「教えて厳ならざるは師の惰りなり」とある。親・教師の資質が問われる昨今、参考にしたい言葉であり、道徳は代償を求めない心づかいが大切である、と訴えかけられました。
その後、フリートーキングが行われ、「心の教育、生きる力の育成が重視されている。心のノートを活用して努力しているが実際には難しいことが多い。全教育活動を通して道徳教育が行われているが、やはり“道徳”のコマ数を増加させることが一番効果的であるのではないか」等、数多くの話題が俎上にのぼり、真剣な、本音の討議が展開されました。
二日目は「高齢化社会に関する学びと家族のあり方について」をテーマにした研修でした。
介護老人福祉施設「いなほの里」の西澤優李子施設長による「いのちを育てる心」と題した講義があり、スーパーオールドと呼ばれる80歳以上の96%はすこぶる元気であること、今後はターミナルケア(終末期医療)の果たす役割が大きくなり「治す医療から癒す医療へ」と人間観・社会福祉観も変容しつつある現状も報告され、一同感銘を受けました。
最後に、星永 俊・愛知教育大学名誉教授から「家族関係から見た青少年の健全育成」をテーマに講義をいただき、「夫婦間の信頼関係が基本であり、夫婦がお互いの役割を察知し、相手の期待に応える努力を積み重ねることにより、思いやりのある夫婦関係が成立し、そこで初めて家族全員の心身の安定を図ることが可能となる」「家族それぞれが、お互いの人生を大切にするような生涯学習によって、そこに生活する子供も含んだ家族全員の健全育成が成立する」ことなどを学びました。
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