平成29年度 第2回公開教養講話を開催

 平成29年8月12日(土)、廣池千九郎記念講堂において、本年度2回目の公開教養講話を開催。今回はジャーナリストの井上和彦氏に「日本が戦ってくれて感謝しています」と題して講演いただき、モラロジー生涯学習講座の受講者と一般参加者合わせて約240名が聴講しました。

 近年は近隣国家による反日運動がマスコミに取り沙汰されています。これに対し、井上氏は「アジア諸国は日本に対し、いかに敬意を表しているか」を各国の文化財をスクリーンに映しながら強調しました。

 現代では太平洋戦争と呼ばれる大東亜戦争をはじめ、戦争や同盟を当時の名称で正しく意味伝え、大東亜戦争の目的の一つには大東亜諸国の民族を欧米から解放することにあったと紐解きました。日泰攻守同盟条約を皮切りに、シンガポール、インド、ビルマなどのアジア諸国が、欧米による統治から独立へと動くにあたり、日本が役割を果たした史実を述べました。中でも大東亜会議における大東亜宣言の内容を、共存共栄の秩序建設、自主独立、伝統文化の尊重、経済発展、人種差別撤廃など、大東亜会議は現在のASEAN(東南アジア諸国連合)の原型であったと紹介しました。

「歴史を多面的に見る。右とか左ではない、イデオロギーに左右されずに歴史を客観的な視点で捉えたら、日本はなんて素晴らしい国だと思えるのではないか。わが国に誇りを持っていただきたい」と締めくくり、満員の会場から大きな拍手で見送られました。

井上和彦(いのうえ かずひこ)

 昭和38年滋賀県生まれ。法政大学社会学部卒。専門は軍事・安全保障・外交問題・近現代史。「そこまで言って委員会NP」(讀賣テレビ)をはじめバラエティー番組やニュース番組のコメンテーターを務める。産経新聞「正論」執筆メンバー。フジサンケイグループ第17回「正論新風賞」受賞。国家基本問題研究所企画委員、東北大学大学院非常勤講師なども務める。著書に『パラオはなぜ「世界一の親日国」なのか』(PHP研究所)、『日本が戦ってくれて感謝しています』(産経新聞出版)など多数。