第3回 道徳授業指導力向上講座を開催

 7月9日(日)、麗澤大学生涯教育プラザホールにおいて、第3回道徳授業指導力向上講座を開催しました。今回は野口芳宏講師(植草学園大学名誉教授)が「『道徳教材』の国語的展開と道徳的展開の相違」をテーマに行いました。
 
 野口講師は、お伽話「かさじぞう」を読み進めながら、国語教育と道徳教育の違いについて説明。国語は物語を精読し、読解力をつける「言葉の教育」が目的であることに対し、道徳は物語の登場人物の行動から、無欲、清貧、同情などの徳目を学ぶ「心の教育」が目的であると述べました。
 
 また、道徳の授業では、生徒たちがそれぞれ感じたことを話し合うケースがあるが、最後に必ず教師自身の考えを述べることが大切だと説明。小中学校の義務教育の期間は、生徒に物事の善悪の価値基準をしっかり伝えることが教師の役割の一つであり、そのために教師自身が模範となるよう、日ごろから手本を見せたり、学び続ける必要があると説きました。

 参加者からは次のような声が寄せられました。

・生徒に一本筋が通った人間性を育てるために、義務教育の期間では、伝えるべきことはしっかり伝える必要があるとあらためて思った。勇気をもらった。
・これまでの道徳の授業では、生徒の考えを尊重するとか、自主性といったことに比重がおかれてきたが、それだけでは生徒の力を十分に引き出せないのではないかと感じた。

野口芳宏講師
九州や東海地方からの参加者も